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母・ゆりのことを性的に意識してしまうことに悩んでいる秀介は、母の元を離れ独り立ちすることを決意した。しかし、ゆりはその決意に絶望した。唯一の家族を失う恐怖によるものだった。ゆりは寂しさを少しでも和らげるために、二人きりの最後の思い出に、と温泉旅行に誘うのだった。
10年前に夫を亡くした彩は、正樹を女手一つで育ててきた。正樹が大学を卒業する頃、彩は友人の紹介で大川という男に出会った。誠実で優しい大川に彩は惹かれていき、再婚を考え始めた彩は、そのことを正樹に打ち明けようと温泉旅行に誘うのだった。
いろはが不倫をしてできた子供が正樹だ。シングルマザーとなって正樹を育て、不憫な思いをさせたくない一心でキャリアウーマンになった。正樹はワガママを言わなかったが、休みをほとんど取らない母に寂しさはたまっていた。正樹が20歳をむかえたころ、たまには有給を消化しろと言われたいろは。正樹と温泉旅館にむかうが、いろはは仕事のことばかり考えていた。
母子家庭に育った耕太は大学生になっても、結衣に甘えていた。結衣は母子家庭だからと苦労をかけたくない一心で、耕太を甘やかして育てていたので、耕太がマザコンになったのは自分のせいだと気付いた。耕太ももう大学三年生だが、このままでは社会に出ることができない。結衣は自立のきっかけになればと、温泉旅行に耕太を誘った。
太一は果歩が18歳の時に妊娠し、周囲の反対を押し切って出産した子だ。父親は妊娠がわかると行方をくらまし、果歩は一人で太一を育てた。歳の近い親子だけあって仲は良かった。ある日太一は大学の夏休みを利用して、嘉穂を温泉旅行に誘った。果歩はのんきにいつもの楽しい旅行を考えていたが、太一は成人したら果歩に伝えたい想いがあった…
10年前に夫と離婚をして、リナは女手一つで太一を育て、大きくなった太一は不動産会社に就職できた。しかし会社まで片道で1時間以上かかる自宅から、太一は引っ越そうとはしなかった。休みも遊びに行くこともなく、友達や彼女を連れてくることもない太一にリナは不安を募らせていた。たまには外に連れ出そうと、リナは太一を温泉旅行に誘うのだった。
出産しても夫の仕事は毎晩遅く、育児には協力してくれなかった。周囲に頼れる人もおらず歩は育児ノイローゼになり、太一に手を上げてしまった。虐待は日常化していき、それを知った夫に離婚を迫られた。離婚してからは後悔の日々で、それ以来太一のことを考えない日はなかった。離婚から23年が経ったある日、元夫から「太一が会いたがっている」と連絡を受けた。悩んだ末に一度だけ会う決意をし、待ち合わせ場所へ向かった。
10年前に夫と離婚したみれいは、女手一つで太一を育ててきた。太一が●校生のころ、親の遺産を相続したみれいは郷土料理店を開店した。ブームに押されお店は大ヒットし、みれいは太一を置いて東京へと移住した。明日はみれいが帰郷すると聞いて、太一は温泉旅館を予約し、みれいを迎えに駅へと向かった。